お題

お題:13

色のない世界を塗りつぶすもの どこまでも堕ちて汚れて蝕んで 明日という君の終わりがあるのなら 握りしめて震える両手に気付いてしまったから 貪欲に求める勝利の向こうにあるもの そんなものはゴミクズにだってなりゃしない あなたの闘志…

お題:12

永劫断絶のリバース。 邪推と愛着と気付かない君への考察。 綾なす生と死の調べ。 回帰、再会と転生のリコリス。 永劫断絶のリバース。 閉じた箱の中で愛と絶望と希望と死期を考える。 破滅に向かうのはそれが心地良いからかもしれない。 …

お題:11

からっぽの今日は押し潰された 心を彩る水琴窟 微弱な境界線 溺死した戦略に忠誠を 疾走する改革 至れり尽くせり神対応 もしかしたら私達は問いかける為にいるのかもしれない 本当は分かってたんだ殴られた頬なんかよりも心に刺さった棘…

お題:10

かくも虚しき人の性 弔いのうたすら届かずに あなたの孤独を包む腕があるのなら 殺した理性の傍らで 安眠場所は君のそば 純真無垢解除装置 純愛監獄 引きちぎる愛の鎖と絶望感 その手を離せるわけがなかった 雑踏にまぎれた恋の欠…

お題:9

閉じた世界の最果て 魂魄の尊厳 永遠時知らず 音色のもたらすもの 離別と契約 逝きすぎた意志 まっさらな言葉 光の落ちた苑 冷たい愛に抱かれて 無機質眼球 廃棄人間/人心廃棄 あなたの夢が去りし世界 人的深遠 狂信…

お題:8

魂の重さを量るほど私は命の深みを知らない 星の砂時計 空花乱墜(くうげらんつい)の刃 ガラクタギミック 堕落した快楽 官能ドルチェ つまりそれはどこまで行っても交わることがないわけだけれど 気づかないって、本当に楽なことだよね…

お題:7

わたしが私を殺し、あなたがわたしを消した 狂おしきかな我が幸よ 歪んだ鏡と静けさに 水底に沈んだ望みの価値と絶望の因果を解く 青に染まった眼裏(まなうら) 失速せし幻 侵食駆逐装置 境界の花散らし まどろむ迷宮螺旋 崩壊ヒ…

お題:6

僕の中で君が死んだ日 力を欲した代償は、己の中で葛藤す。 血塗られた手で痕が残る程、強く、引っかいて。 つぐないを受け止めて欲しいが為、尽くして追い詰める。 慣れてしまえば、後は堕落するだけだ。 この道に祝福あれど、進む術はない。…

お題:5

終わりの終わりは全ての始まり 紙きれのような幸せ ほし うた かなた 塗り潰しのハッピーバースデー はらはら散る躯 ひらひら零れる思慕 戦慄≧友情 禁断×パラノイア もどかしい程想いは深く 路傍の風に 迷子の子守唄 孤独…

お題:4

壊死する体温 光さす庭にて賛美を 生殺与奪に囚われた 仕上げは甘くとろけるように 乱倫倫理の眼には 心の朽損(きゅうそん) 滞(とどこお)る正義 しなやかに堕ちる夜、雲の向こうに永遠を見た それは荒唐無稽なパラドクス 「お…

お題:3

透き通る血管に爪を立てて 透き通る血管に爪を立てて どんなに繋ごうとも届かずに 抉り出された心臓抱きしめて あなたの瞳は血に染まり 魂の洗礼 不確かな枷 灰にまみれた道をさ迷う 軛 / 頸木 (くびき:(比喩的に)自由を束縛…

お題:2

手をのばしても触れることのないキミへ。 人形ファイア 永遠不変実在 砂礫の砦 棘を焦がす炎を 眸烙ク空 (ひとみやくそら) 灰燼を渡る風 古木死灰 (こぼくしかい) これも、意味。わたしがわたしだと思い込むための。 心もろ…