謝罪という名の拷問

突きつけられた感情を嚥下する暇すらなく
怒涛のように流れ込む言葉は心を突き刺す
何も考えていないわけでも知らないわけでもない
考えて知っていて思ったからこそここにいる
勝利せよと突き動かされるようにまろび出た先に
この上なく不機嫌そうな君を見る

後悔という無慈悲な反省よりも
何ができうるのかを行動で示せと

ふくれっつらで君はため息をついた

無意識にかみしめた唇から息とともに

「ごめんなさい」

何よりも言いたくない負けるような気がして気が遠くなる
その言葉を、絞り出した

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