透き通る血管に爪を立てて
- 透き通る血管に爪を立てて
- どんなに繋ごうとも届かずに
- 抉り出された心臓抱きしめて
- あなたの瞳は血に染まり
- 魂の洗礼
- 不確かな枷
- 灰にまみれた道をさ迷う
- 軛 / 頸木 (くびき:(比喩的に)自由を束縛するもの)
- 砂に沈んだ明日を探して
- 永劫回帰
- 肉を切り裂く感触は私の手に熱くたぎる血と同じ
- 荊 (けい:いばら、むち)
- 捩れた空、暁に沈む
- 夢の終わりがひたり、近づいている
- 緋色の風、歪みの緋色
- 開けない箱
- 電気散布
- ほどけてゆく繋いだ手
- 飛び散る血がその唇を汚した
- そして後で気づくのは
- 月の光に魅せられて
- 何を壊すの、わたし
- 逢魔の揺りかご
- 殺人形
- 閉ざされた時の中
- その手で消して
- 退屈よりも怖いもの
- 紅刻
- 瓦礫の灯り
- 心地よい傷痕
- 紅に染まる刃を突き立てて
- 緊急回避方法
- 記憶は灰にまみれて
- 堕落の果実
- ツギハギ心臓
- ネオシグナル
- 光なき太陽
- イノセントキー
- 預言者の記憶
- つぎはぎだらけの心をさらして
- 花のにごり
- いらないノウガキ
- これは誰の声
- 消えゆくものの証
- 素顔の君を僕は知っている
- 月に消えた彼女の足跡
- 眠り続ける私を土へと還して
- 熔解し続ける音
- 心を放棄した少女の爪先
- ゼンマイ魂
- どこにも続かない
- 箱庭回廊
コメントを残す