日常

混沌×人生

 このもどかしさを伝える術がないことこそがもどかしい。何をしてもうまくいかない、というかありきたりの言葉しか浮かんでこないことに苛立つ。 枯渇したそれこそ才能なんていうものがあったのならば、また違った未来があったのだろうかなどと夢想する。 …

謝罪という名の拷問

突きつけられた感情を嚥下する暇すらなく怒涛のように流れ込む言葉は心を突き刺す何も考えていないわけでも知らないわけでもない考えて知っていて思ったからこそここにいる勝利せよと突き動かされるようにまろび出た先にこの上なく不機嫌そうな君を見る後悔と…

引き回しの孤独

完璧を是とする愚かしい前提は無駄という愚者の行為を嘲笑うひとつ話をしてやろうと囁いた無垢な感情など唾棄すべきだと零よりいでし残骸など虚しくてその身より零れ落ちる後悔の念心に巣くう虚無とて求めうるにただそれだけのことを信じるか知るべきものを知…

消失するためにあるのだとしたら

塗りつぶした道は引き返す術がないそこにあるものはひどく滑稽で絶望だとか虚しさだとかそんなものは全てを超越している立ち上がるだけの気力も体力もなくてこのまま消えてしまえればどんなにか楽だろうとそればかりを考えた結局とどのつまり私が求めるものは…

懺悔と後悔と少しの希望

巻き戻すただただ、巻き戻すなかったことにしたいしなかったことにしたい私ではない私じゃない一心不乱に巻き戻す姿は髪を振り乱し歯を食いしばりあまり見られたものじゃない手がちぎれんばかりに巻き戻す姿は理性のかけらをすっ飛ばすかのように滑稽だそうま…

静寂に至る

からっぽすぎる自分空っぽすぎる自分真っ逆さまに落ちていこうがどこまでも突き抜けようと何もなくて何も持たなくて何も手に入れられない生み出さないこの手は虚しく空を掴むだけない ない ない ない何もない何もない何もないがらんどうの器を持て余し誰も…

ウラハラ情景

瘡蓋を引き剥がしたら血が出てきてじくじくした傷口がてらてらぬらぬらしていて私の心の中と一緒なのだとふと思った。決して乾かない叶わない光のようなものは私を一生懸命駆り立てようとする。多くも少なくも自分のことは解っているはずだったのだがいかに無…

立ち直るための儀式。

トイレの便器にゲーゲー吐いた。ゴミ箱に捨てられなかった愛憎が、体を逆流して吐瀉となる。喉が焼け付くようにヒリヒリする。丸めて捨てられたらどんなにどんなに楽だっただろう。食べるのはあんなにも簡単で楽しいものなのに、吐くのはどうしてこうも辛いの…

思考高速遅々

今考えていることをそのまま形にしてくれる機械があればいいのに一生懸命書き留めようとするのに私の手は遅くてどんどんどんどん思いついたことが消えていくもったいないもどかしい今も浮かんだ言葉を書き留めようとするが間に合わない浮かんで消えて捕まえそ…