お題:4

壊死する体温

  • 光さす庭にて賛美を
  • 生殺与奪に囚われた
  • 仕上げは甘くとろけるように
  • 乱倫倫理の眼には
  • 心の朽損(きゅうそん)
  • 滞(とどこお)る正義
  • しなやかに堕ちる夜、雲の向こうに永遠を見た
  • それは荒唐無稽なパラドクス
  • 「お疲れ様」の意味をずっと考えていた
  • 君が今日も泣く理由(わけ)は
  • 捻じれた蝶番(ちょうつがい)を叩き壊して投げ捨てて
  • 脳内記憶詐欺
  • 虚空中毒
  • 思い出密室
  • 超電波廃人
  • トライアンドエラーかつトライアルアンドエラー
  • 喧騒デコレーション
  • 電動人間の憂慮
  • 伝道者たる悩殺
  • 中途半端な責任逃れ
  • そうだ、いつの間にか軽くなっていたんだ切り捨てて
  • 苦悩惨 (く・のう・ざん)
  • あなたに溺れて私は解かれてゆく
  • こんなにこんなに好きなのに。あなたのあなたの心を握りつぶすのがこんなに簡単だなんて。
  • 場違いな恋心と焦がれる無情の物語
  • 悲報秘宝
  • あの時のあなたならば、きっと
  • この手の中にはないんだと今やっと理解したところで、戻れるほど甘いものでもない
  • ネジがぶっ飛んだ君の背中が何故だか無性に愛おしい
  • どれだけ身を焦がそうと感情など錯覚にすぎない
  • 手離さずに失ったモノには気づかないまま
  • 爆(は)ぜる感情[悪意] 穿(うが)つ傷[棘]
  • 主人公になるのはゴメンだ
  • かじったリンゴの裏側に
  • ボンクラ共の終末
  • 無意味ほど自由なものはない
  • 漆黒と鮮血の花嫁
  • くそったれな誘惑
  • 意味をなさぬ言葉達の墓場
  • さらさらと零れ落ちてゆく記憶と時間
  • こうまでして立ち向かわなくてはならないとは
  • 消して決して捨てないで
  • 崩れ落ちた良心とそれを抱える痛みを思う
  • 奇異な祈祷
  • 愛情純情過多
  • 檻の中の神
  • 面影残像残滓
  • 壊死する体温
  • 打ちつけられた四肢の離散
  • イカサマイササカイマサラ
  • 諦めるほど簡単なことはない

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