両手で救い上げる価値はあるのか
一瞬で変わってしまうものだってある今の今まで日常で普通でいつも通りすぎて何事も起こらないと無意識に思っていたそれが一瞬で壊される事実ことが起こらなければ気が付かないことが起こってから悩み始める想像力の欠如何もないだろうという勝手な思い込みそ…
詩日常,精神
深く望んだ先に見た
私はあなたに何を僕は君に何を残せただろう理不尽なほどに高く堅牢な檻の中不条理に踏みにじられた心知らなければ良かったと存在を塗りつぶし爆ぜた記憶を頼りに歩きだす私はあなたから何を僕は君から何を奪っただろう鍵穴すらない閉じた檻の中道理もなく打ち…
詩日常
残酷であり慈悲であり
時間の流れというものは残酷だったり苦難だったりするのだがその時間というものがあるからこそ何かをなせることもあるもので嘆いて叫んでみたところでその残酷さには抗えず狂喜乱舞したところでその苦難には打ち勝てずそうしたところで何が変わるというもので…
詩日常,精神
私という器
私は私という形を保つのに精いっぱいだ少しでも気を抜いたら崩れ落ちてしまいそうだ私は私のためと守ることばかりを考えている少しでも手を抜いたら何もかもなくしてしまいそうだ自分自身すら私のことを知らないのに誰かに私を肯定してほしいと無理なことを言…
詩日常
それは恋か執着か
ちらちらこっちを見ながら笑うのはやめてほしい、と思うそういう類のものではなくて言ってしまったことは取り返しがつかなくてどうせまた頭かかえてもだえるしかないんだからいつだって君は高みの見物絶対に踏み込ませないくせに手はさしのべる隣に並ばせてく…
詩恋愛
道は遠く届かねど
死神と呼ばれた人がいた死神と崇められた人がいた死神だと笑う人がいた人生に求めるものをなくしてしまった人がいた人生に翻弄され続けた人がいた人生には何も期待していないのだと言った人がいた戦うことはそうある意味で生きるそのものだとつぶやいた人がい…
詩生死
心、打ちぬかれて耐え難く
破天荒 回る 浮かぶ傷跡 神様 さようならそんな気になっただけなんだよ雨が降ってて傘がなくて水もしたたるって言うじゃないきみに会いたいだけ会いたいだけ暗がり 踊る さ迷う爪痕 神様 ありがとうそんな風になっただけなんだよからっぽの自分がいて…
詩精神
祈りは色づく音
あなたの奏でる色があふれだす満開の桜抜けるような青空風に舞う紅葉しんしんと積もる雪忘れないと私が言った忘れないとあなたが言った猫みたいにひっかき傷を残したかったあなたに消えない傷跡を残したかったあなたと見た風景あなたと過ごした日々灰色だった…
詩恋愛
全消去
不協和音が鳴り響く世界で彼はほくそ笑む壊れてゆく人たち脆く崩れゆく人たち疑心暗鬼は心を蝕み痛みは更に暗く沈み込むそれでもと立ち上がる人たちを彼は足蹴にし谷へと突き落とす滅んでしまえこんな世界など消えてしまえ彼の叫びは世界を震撼させる慟哭のよ…
詩空虚
消去、無、その先
この世は楽に生きられる程甘くない地を這いずり回っても手に入れられるものなどほんの僅か握りしめたそれを後生大事にしたところで多分それは、霧散してしまうようなもの形のないものを求めて求めて歪なものを拾い集めて集めて消えていく過去に手をかけて捨て…
詩精神
道は『此処』にある
どれ程渇望しても得られないものがあるのだとしたらどれ程祈念しても理不尽にも踏みにじられるのだとしたら『此処』から身動きすらできずに私は朽ちてゆくのだろうかどれ程渇望しても得られないものがあるのだとしてもどれ程祈念しても理不尽に踏みにじられる…
詩精神
そうでないが故に信じるもの
私は『特別』なのだと思っていた誰だって誰かの『特別』になりたいでしょう誰だって世界の『特別』になりたいでしょう誰だって全ての『特別』になりたいでしょう選ばれし私の未知なる力を解放すべき時がくる私にしかできないことが待っている私が『特別』であ…
詩精神